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キッチュ?ポップ?
軋轢ガールの不思議ラブ・ストーリー
薄暗い部屋を、軋轢ガールの顔を、青い淡彩が静かに照らす。合間に聞こえる性的喘鳴、ブラウン管に映る肉感描写。
ガールは見つめる、彼女はナツキ。昼間の恋心は指先へ乗り移り、さらに奥を求め、少女を濡らす。歪んではいないし、むしろ優美にさえ思える。妄想の中での彼は美化されているのか、単なる獣か。彼はコウタ、ガールが求める欲の対象。
昼下がり、架空のような曇天の下、青いベンチ。二人は互いを求めつつ、上辺を乗せて言葉を交える。鉄に共鳴した艶美な声が辺りを包む。本音と疑念の衝突点。
そこに愛があったなら、彼女の行為に間違いはなかったと、生の実感であったと言えるだろう。 |
▽キャスト
■ナツキ:芹澤莉佳
■コウタ:芝田彬
■レイカ:手島純子
■クロちゃん:黒岩達也
■ヨシくん:西野嘉洋
▽スタッフ
■監督・撮影・編集・音楽:村本拡臣
■プロデューサー:芹澤莉佳
■録音:田井春佳
■美術・照明:黒岩達也
■撮影助手:倉田慎也/水越愛美
■録音助手:西野嘉洋
■協力:牟田口智美/北村知佳/山中万覚人 |
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■村本拡臣(むらもと・ひろおみ)
□1986年生まれ、愛知県出身 |
コンペティションなどで受賞や入選する人はみんな頭が良い人間ばかりだと、アホな自分なんかじゃ世の中太刀打ちできないんじゃー…、そう思っていました。でも間違いでした。バカちんな自分が入選という結果を得ることが出来たからです。
高校のとき数学が200点中3点だったときもあるし、テスト勉強は1日前からしか始めなかったし、数学に関してはあきらめていたし、金曜五限目の倫理の先生が嫌いでその日だけ早退しまくっていたし、帰りのホームルームに出ないで勝手に帰ったりしてたら担任から自宅に電話が来たし…。
でも負けず嫌いでした。自分に負けず嫌いでした。
3点の数学の成績が下から30番(200人中)だったのが、次のテストは勉強して上から30番になりました。センター試験で現文の勉強しまくっていたら100点中96点でした。すっごく好きな子がいて2年間告白できずにいたけど、卒業式の日に告白しました(桜散ったけど)。
やろうと思えばできると、僕は信じています。「無理だ」と思う前に挑戦してみる。挑戦したその結果が大事なんじゃなくて、その結果を経て自分がどう変わるか、どう変わったが大事。有言実行、まずはそれから。
そして「誰にも負けない情熱」と「信じ合える仲間」がそろえば恐いものなんて無い、最高に誇れるものが生まれるはずです。 |
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