制作スタッフ (片元 亮 監督 『STROBE LIGHT』)
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監督・脚本
片元 亮(山口県出身)
ご存知、本作品の監督にして大黒柱。撮影時はトレードマークの天然パーマを、これまたトレードマークのタオルに押し込んで現場に出ていた。1カットを撮り終えるたびに行なうチェックでは、モニターに見入りつつ片掌を“結んで開いて”する独特の癖があり、僕はこの様を眺めつつ、「OK!」の声がかかるのをハラハラしながら待った。このたび初の長編にして初のサスペンス作品を堂々完成させたが、現場においてすぐに自分の台本を失くしてしまうという昔からの悪癖は、最後まで直らなかった。
制作プロデューサー
押川雅也(宮崎県出身)
監督の裏で本作品の軸となったもうひとりの人物。プリプロから撮影、ポスプロに至るまでの全体の流れを統括する。撮影時においては、人や場所の調整を行ないつつ、時には賄いを作って現場に届けたりするなど、陰に日向に作品を支えた。その役回りと一見柔和な容貌から、一部のスタッフの間では“お母さんの様な存在”などと囁かれていたが、実は−−(以下自重)。
撮影
小澤勇佑(大阪府出身)
撮影監督と機材関係の管理を一手に引き受ける。その合間にはスチール写真の撮影も行なった。DIYをモットーとしており、簡単な作りではあるものの、足りない照明機材などは自作で補った。カメラの横で思案する姿はたいへん見栄えよく、実際良い仕事をするカメラマンだと思うのだが、随所で出し惜しむことなくツメの甘さを露呈する、結構ザンネンな人。酒とモツをこよなく愛する。
演出補
梶田智之(奈良県出身)
小欄を受け持ち、各スタッフを評するコメントは全てこの梶田ことワタクシによる。ただし内容に対する苦情は監督片元まで。現場ではタイムスケジュールの管理を行ない、カチンコとみんなのケツを叩いていた。演出補と名乗りつつその正体は、撮影期間中を振り返ってもただひたすらテンパっていた記憶しか残っていないという、生粋のテンパリスト。
照明
北川泰誠(三重県出身)
僕や押川の同窓生で、押川が発した救難要請を受けて緊急参戦した。決して充実していたとは言えない機材を駆使し、本作の画作りに大いに貢献。また非凡な料理の才能を持ち、彼の供す食事は多くのスタッフを驚嘆せしめた。
照明助手
吉野環希(大阪府出身)
僕の大学時代の先輩。こちらが黙っていても自分のやるべきことをしっかりと把握し、潤滑に撮影が進むよう立ち回ってくれた。どんなにダンディな男性も、この人の男らしさには敵わない。
録音
松原直子(大阪府出身)
マイクブームとメイキング用カメラ、移動用車両のハンドルを次々に持ち替え、オールマイティな活躍を見せた。前HPにて公開していたメイキング映像の編集も彼女による。ここまで読めば才色兼備の出来るヒトを想像されるかもしれないが、食後であろうと何だろうと勧められた食べ物は絶対に断らない、尋常でない食い意地の持ち主でもある。
制作進行
鄭 婀美(兵庫県出身)
初めは出演者として本作に参加したが、後に押川氏の補佐として尽力した。学生時代に培った知識を元に、劇中の鑑識班が行ったルミノール検査の再現描写にも貢献。知性溢れるオトナの女性の振る舞いで周囲を落ち着かせたかと思えば、何かの拍子に突然暴言を吐くという黒い一面も持つ。
記録
釜坂章子(岐阜県出身)
昼は普通に勤めに出て、夜は大阪某所でバーを営むという、映画製作とは縁もゆかりもない所から本作に参加した。瀬田刑事役の有田さんと出会えたのは、彼女のお店がきっかけ。撮影中はド天然発言&行動を連発し、現場を爆笑と戦慄の渦に巻き込んだ。
スタイリスト
辻 礼子(大阪府出身)
出演者たちのスタイリングの中核を担った。刑事物というジャンルの特性上、衣装の多くを男性用スーツが占めるが、その分撮影スケジュールが劇中の時系列通りには進まないことで、ネクタイなどとの組み合わせがこんがらがったりしないよう細心の注意を強いられた。見た目からは想像もつかないほどの力持ちで、撮影場所となった部屋の模様替えなどでも活躍してくれた。
スタイリスト
新井都也子(大阪府出身)
辻女史の盟友で、互いに仕事を持つ身でありながら現場に出られない時などを補い合い、撮影を支えた。とても礼儀正しく人懐こい性格である一方、その過去に数々の武勇伝を携えており、それらのエピソードを朗らかに開陳する愉快な人。
スタイリスト
吉田謙一
東京―大阪間を行き来しながら精力的に活動する、その道の最前線を行く人。本作では自身のネットワークを活用して各出演者の衣装の組み合わせの基礎を作り、特にヒロイン・美咲のスタイリングに大いに貢献してくれた。僕ら制作陣のムチャ振りにも「全っ然(大丈夫)」と何食わぬ顔で請け合ってくれたオトナな人。僕よりも年下なんですがね…
メイク
浦 梨未(大阪府出身)
吉田氏の紹介で本作に参加。自ら出演者たちのヘアメイクに辣腕を振るう一方、出演者が多数に及ぶ撮影に際しても決して人手が不足することのないよう、また撮影に穴を空けることのないようにメイクチーム内で巧みにシフトを組み、しかもその労苦を現場では一切見せなかった。
メイク
松本華奈(京都府出身)
浦女史とともにメイクチームの主軸となった。役回りの大変さと制作陣からの再三に渡るムチャ振りに、持ち前の責任感とプロ意識で打ち勝つ。しっかりしている反面、現場を駆け回る時、腰に装着したポーチからメイク道具をポロポロとこぼしていたのをよく見かけた。
メイク
小林 彩(大阪府出身)
こちらもメイクチームの主力として本作に参加。明るい笑顔で現場を和ませつつ、確かな腕で出演者たちのヘアメイクをこなした。僕が一度「メイクを15分で完了してくれ」という失礼かつかなりムチャなお願いをした際、満面の笑顔で「アホ言え」と切り返しその場を凍りつかせるも、最後にはきちんとリクエストに応えてくれた。感謝してます。