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少年は、会ったことのない父親を捜す決意をする。
果たしてその結果は?
ジャン=バチストは父親に会ったことがない。役者志望であったこと以外、彼について何も知らない。その父親が現在働いている劇場の場所を知ったジャン=バチストは、不安を抱えながら、会いに行くことを決意する。父との出会いを間近にして、頭の中で出会いの場面を想像上のリハーサルをする。そして、本番は・・・
自分自身、25年間行方知らずの生みの父親を捜して会いに行くという経験したので、それがもとになっています。
最初の設定ではカフェが舞台だったのですが、その頃演劇に興味を持ち始めたので、劇場が舞台になりました。撮影場所にはパリで歴史のあるコメディフランセーズや、アントワーヌ劇場を使わせてもらったので、フランスのテアトルの雰囲気が味わえると思います。 |
▽キャスト
■エリック・リュフ/ジュール・ル・ビアン/セリーヌ・サミ
▽スタッフ
■監督:山本亜希
■脚本:山本亜希/ヴァンサン・モンソー
■撮影:アレクサンドル・ボン
■編集:山本亜希
■音楽:テオフィル・ド・ヴァレンスバーグ |
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■山本亜希(やまもと・あき)
□1973年生まれ、愛知県出身 |
私は現在パリで暮らしています。フランスの俳優、スタッフ、風景で映画を作っているにもかかわらず、フランス人に作品を見せると"すごく日本映画だね"などと言われます。
最初は私が日本人だからということで、無理矢理日本の要素を探される事に抵抗を感じていましたが、今は、私自身の感性と、日本文化・仏文化が混じって私の映画ができるのかもしれないと思います。
仏映画としてではなく、日本人がフランスで撮った映画としてお楽しみください。 |
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