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近づいて来るお別れを前に、
思い出作りをするアルチュールとアンヌおばさん
想像の友達を持つアルチュール(6才)と、行方不明になった恋人を待ち続けるアンヌおばさん。2人の幸せで、静かな生活は終わりを告げようとしている。アルチュールの母親が、パリで再婚して、息子を引き取るためにもうすぐやって来るのだ。
残り少ない一緒の時間を大切に過ごそうとする2人。
これは、大切な人との別れを通して成長する、アルチュールとアンヌおばさんの再生の物語。
不思議な事が起こりうるのが子供時代。誰にでもきっと素敵な体験があるはず。見終わった後に、そんな忘れかけた大事な出来事を、思い出してもらえれば良いなと思います。 |
▽キャスト
■アンヌ・ケスレール/ルー=ジュスタン・タイヤード
▽スタッフ
■監督:山本亜希
■脚本:山本亜希/ヴァンサン・モンソー
■撮影:マニュエル・テラン
■編集:アンヌ・クロッツ
■音楽:マチュー・ブイヨー |
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■山本亜希(やまもと・あき)
□1973年生まれ、愛知県出身 |
私は現在パリで暮らしています。フランスの俳優、スタッフ、風景で映画を作っているにもかかわらず、フランス人に作品を見せると"すごく日本映画だね"などと言われます。
最初は私が日本人だからということで、無理矢理日本の要素を探される事に抵抗を感じていましたが、今は、私自身の感性と、日本文化・仏文化が混じって私の映画ができるのかもしれないと思います。
仏映画としてではなく、日本人がフランスで撮った映画としてお楽しみください。 |
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