１９９６年にビデオレンタルやCS放送によりスタートした「インディーズムービー・フェスティバル」。"育成・発掘"という名の元に行われる自主制作映画イベント。しかし、当時はそれを実行するには困難な環境と道のりが待っていました。当初の情熱だけを頼りに費やされた5年もの歳月。
私たちはやっと、熱き魂を持つ「金のタマゴ」達を世に送り出すスタートラインに到達しました。

インディーズムービー・フェスティバルに作品を応募してくるのは名も無き金のタマゴ達。
応募からわずか3年足らずで、第1回グランプリ北村龍平監督は世界に飛び出しました。
彼の作品「VERSUS」は、いよいよ9月から劇場公開されています。
また、並み居る強豪を抑えて頂点に立った第2回グランプリ山口洋輝監督は現役大学生。
彼は現在、実行委員会の援助を受け「グシャノビンヅメ」製作奮闘中、まもなく完成の予定です。
そして去る7月22日に行われた「サミット2001」で栄冠に輝いた第3回グランプリ加納周典監督。
すでに来年の「サミット2002」に向けて、新しい作品を構想中です。
彼ら3人、見事タマゴの殻を破り世に羽ばたきました。
一般の観客が決めた結果なのだから、誰も文句のつけ様がない。
そして、彼らに続く4人目のグランプリを狙う「金のタマゴ」達が
自信満々で持ち込んできた全55作品がいよいよ公開スタート。
同時に10月からは早くも「第5回インディーズムービー・フェスティバル」の応募受付がスタートし、フェスティバルの盛り上げを援護射撃します。
熱き魂を持つ「金のタマゴ」達は、皆様のすぐそばに脈々と存在しているのです！

映画に出演参加する役者や音楽家たちにも評価投票が始まる！
第3回でトライアルとして行った各賞（役者等）の投票を、この10月より全国一般投票がスタートする「第4回インディーズムービー･フェスティバル」から本格的に導入することになりました。つきましては、入選作品（監督）だけでなく、作品制作に参加しておられるキャストや制作スタッフ（クリエイター達）にも目を向け、全国の観客がダイレクトに評価投票をすることができるようになります。

第1回グランプリ受賞、北村龍平監督の劇場用作品『VERSUS』もキャスト、スタッフ、音楽家等はインフェスのコミュニケーションから誕生しています。
『VERSUS』に出演している役者達（榊英雄さん･坂口拓さん等）も、第1回インディーズムービー･フェスティバル入選作品の制作者や出演者であり、また音楽に関わるアーティストも長年、北村監督と共に自主制作映画に参加している仲間達なのです。インフェスは作品（監督）はもちろんのこと、作品に参加している才能ある役者や音楽家等にも目を向け、さらなる「金のタマゴ」を全国の観客に紹介し、同時に応援します。