予備校生の晃は、かつての恋人、かすみのことが忘れられず、大学の先輩とつきあうようになった彼女を密かに追い回す毎日。一方、晃の幼なじみで、生まれつき足が不自由なことのコンプレックスから喋れなくなってしまった切子もまた、彼のことが忘れられず上京してきていた。報われることのない一方通行の恋は、やがて大きな悲劇へと向かっていく。 | 「ジャニスに捧ぐ・・・」(五日市映画祭入選)や、「東京女」(ゆうばり国際ファンタスティック映画祭入選)など、徹底した肉体表現で賛否両論を呼び続ける堀井彩。今作では、けして報われることのない一方通行の恋が破滅していく様を描きながら、生きることの意味を問いかける。現在、この映画に共鳴した人々の支援を受け、初の長編作品を製作中。 | ■監督/堀井 彩(大阪府出身) 1968年2月7日生れ ■脚本/堀井 彩 ■製作/高田正男 ■撮影/中島みのり ■音楽/有田裕史 ■出演/加藤栄一郎、近藤美穂、松原めぐみ、平賀一仁、毛利 浩、小椋千穂、高田政男、内屋敷保 |