中年よ、大志を抱け!
21世紀に突入し、自殺者数は、毎年3万人を越している。
その中心は中年層だ。
ここ最近は、史上希に見る不況の波に煽られ、その数はさらに増加し続けていると思われる。
そんな中、2年後、40歳を越したオジサン教師が、劇場用映画の監督としてデビューするという、前代未聞の夢を叶えている。
しかも、その作品は、映画制作の中心地・東京ではなく、愛知の三河の地で撮り上げたものだ。
この2年間。我々は、「ああしろ」「こうしろ」と言われて行動するのではなく、思いっきり自分の声に耳を傾け、好きな映画をつくりあげている。
「自分たちの思った通りでもうまくいく」「自分たちにも大きな夢を持てる」そう実感している。
それは、自分を信じて新しい世界へ果敢に挑んできたからである。
揺るぎない信念を持ち続けて映画制作をした結果、思いをともにする人が集まり、今まで点在していた人たちが、線としてつながり、そして面となって今までかつて見たことがない地域力を生み出している。
そのため、地方は当然のこと、全国、全世界の人々を幸せにすることを示すことに成功している。
若者たち、そしてオジサンたちは、それを目の当たりにし、初めて気づくのだ。
もうマニュアルや「今まで通り」を盲信するのではなく、ただ自分たちの力を信じ、好きなことをやり続ければいいんだと。そして、今日から俺たちもやってみようと。
我々がつくる『幸福な結末』。
それは、そんな映画になっている。